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2018年2月23日
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2018年2月22日(木)18時30分〜 ケアステーションにしこうにて
先日、ヘルパーの方々から「在宅での看取り」についての講演依頼があり、院長の宮崎がお話しさせて頂きました。クリニックが今まで在宅で看取らせて頂いた独居の患者様や、最期まで自宅で看取る予定であったが、急変し、やはり病院に入院したいと意向が変わったケースなどの症例報告とともに、日頃のヘルパー業務において不安に思っていること、疑問に思っていることなどについてお答えする時間を設けました。
独居で最期まで自宅で過ごしたいと希望される方も実際多いのですが、その方の生活を支える中心はヘルパーさん方です。段々と弱っていかれる利用者さんを一番近くでみる訳ですから「このままで大丈夫だろうか?」「自宅で最期まで生活すると言ってもこんなに弱って苦しそうにしているのに入院しなくて良いのだろうか?」と感じることも多いでしょう。また、「自分がケアに入る時に亡くなっていたらどうしよう・・。」「急変時はどうしたらいいのだろう?」と沢山の不安や疑問があるのは当然のことです。人が亡くなるということは、医療従事者であっても、何度経験しても『慣れる』ということはありませんし、慌てることも当然あります。ましてや介護職の方で人の死というものを経験されていない、経験が少ない方にとっては大きな恐怖だと思います。急変時や亡くなっている姿を発見したときは、先ずどうしたらいい?救急車を呼ぶの?警察を?と様々な間違った情報によって間違った対応をしてしまうこともあるようです。この研修で皆様が正しい知識を身に付け、少しでも不安な気持ちを和らげることができ、自信を持って日々の業務に携わることができれば幸いです。
山茶花在宅クリニックでは、みなこいゼミ同様、講演活動も地域貢献の一つであると捉えています。このようなヘルパーさん対象の研修や、地域住民向けの講演会など、ご依頼があれば時間の許す限り受け付けております。
《記載者:平田》