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お盆

2021年8月12日

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8月はお盆!巷のクリニックは、お盆期間は休診日。病院や当院は暦通りの診療体制ですぅ~。

盛夏?残暑?猛暑?酷暑?・・・ファイナルアンサー?・・・とにかくうだるような暑さが続く8月です。

賛否両論ありましたが、結果的に東京オリンピック2020も終わりました。大勢の日本人メダリストも出ました。惜しくもメダルを逃した選手たちも、みんな頑張ってましたね。お疲れ様でした。個人的には、ウクライナのファンになりました。だって美女が多いんですもの!(^^)!

さて、8月と言えば、人呼んで「お盆」!

「お盆」は正式名称を“盂蘭盆会(うらぼんえ)”と言い、旧暦の7月15日を中心に7月13日~7月16日に行われる祖先の冥福を祈る仏事のこと。ほとんどの地域では新暦の日付に合わせて、一ヶ月遅れの8月15日頃に行われるのが主流になったようです。

この盂蘭盆会という言葉は、古代インドのサンスクリット語の「ウラバンナ」を語源としており、“逆さ吊り”という意味があるらしいです。お~怖っ。。。

ある時、お釈迦様の弟子が神通力によって、自分の亡き母親が「飢鬼道(がきどう):仏教語」に落ちて苦しんでいるのを見つけました。飢えと渇きに苦しみ、逆さ吊りにされた姿を不憫に思い、母親を助けようとお釈迦様に相談しました。

お釈迦様は、「7月15日に90日間の修行を終えた修行僧たちが集まるので、たくさんのご馳走をふるまい供養しなさい」と説いたそうです。その弟子がその通りすると、その功徳によって、母親は極楽往生が遂げられたという説。

さらにお釈迦様は、「7月15日に色々な飲食を盆に盛って、大勢の人たちに供養すれば、その功徳によってご先祖様が苦しみから救われ、今生きている人も幸福を得ることができる」と述べているそうです。

これがきっかけで、人々はこの時期に盂蘭盆会の行事を行うようになりました。それが日本に伝わり、古くからあった祖霊信仰と結びつき、現在の形になったようです。

何十年先の日本では、お盆という言葉は残っても、「お盆」という名の特別休暇と解釈され、仏教の信仰心は置き去りにされるのかも知れないと思うこの頃です。                       井上

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